給湯器が突然止まると、「どこに頼めばいいのか」で手が止まってしまうものです。ガス会社、メーカー、家電量販店、給湯器の専門業者と選択肢は多く、広告の言葉だけでは違いが分かりません。この記事では、依頼先を選ぶときの考え方と、給湯器交換を扱う専門業者4ブランドについて、各公式サイトに書かれている対応内容と申し込みの流れを整理します。
確認日は2026年10月18日です。順位や優劣はつけず、公式サイトで確認できた事実と、契約前に確かめたい項目だけを並べます。料金やキャンペーン、受付時間は変わることがあるため、申し込む前にぜひ最新の公式情報をご確認ください。
- ガスのにおいがするとき、焦げ臭いにおいや煙が出ているときは、使用をやめて火気を避け、窓を開けて換気してください。その上でガス会社や消防へ連絡してください。
- 給湯器のカバーを外す、ガス管や電気配線に触れるといった作業は、自分で行わないでください。
- 賃貸住宅の場合は、先に契約書の内容を確認し、管理会社や大家さんへ連絡してください。

給湯器の交換を頼める先は4種類|違いは「誰が工事をするか」
給湯器の交換を頼める先は、大きく分けて、ガス会社、メーカー経由の地域の事業者、家電量販店・ホームセンター、給湯器の専門業者の4つです。どこに頼む場合でも、取付工事は有資格者が行うことが前提ですが、見積りの窓口、工事をする会社、保証の窓口が同じとは限りません。依頼前にこの3点を聞いておくと、故障時の連絡先で迷いません。
ガス会社に頼む
普段ガスを供給している会社に頼む方法です。ガスの契約状況や設置状況を把握してもらっている点は分かりやすい利点です。一方で、提携の工事店が施工する場合もあるため、見積りの総額と保証の窓口を確認してください。
メーカーに相談する
リンナイの公式サイトでは、製品の見積りや購入について、既存住宅への取付け・買替えの場合は、お近くのガス事業者・リフォーム事業者に問い合わせるよう案内されています(2026年10月18日確認)。メーカーに直接頼むというより、メーカーが案内する地域の事業者に依頼する流れになると考えておくと、混乱しにくくなります。
家電量販店・ホームセンターに頼む
店頭で相談でき、ほかの家電とあわせて手続きできる点が特徴です。工事は提携の施工会社が担当する場合があるため、「工事を担当する会社名」「工事後の不具合の連絡先」「見積りに含まれる範囲」の3点を、契約前に聞いておきましょう。
給湯器の専門業者に頼む
給湯器の販売から取付工事までを専門に扱う会社です。電話やWebフォームから、写真を送って見積りを依頼できるところが多く、受付時間や対応エリア、保証の内容は会社ごとに異なります。次の章で、依頼先を決める前の確認項目を整理します。
- どの依頼先でも、見積書に含まれる範囲と、工事後の連絡先を書面で確認しておくことが大切です。
依頼先を決める前に確認したい6項目
価格の数字だけで比べず、見積書の内訳と、保証の条件を契約前に書面で確認することが、後悔を減らす近道です。次の6項目を、電話やフォームで聞いてみてください。
- 見積りに含まれる範囲:本体、リモコン、取付工事、既存機器の撤去、処分費が含まれているか。
- 追加費用が出る条件:配管の交換、設置場所の変更など、追加が発生するケースを事前に聞く。
- 保証の内容:商品保証と工事保証の期間、対象範囲、免責条件。保証規定が書面やWebで確認できるか。
- 工事を行う人:自社のスタッフか、外部の施工会社か。資格の記載があるか。見積書や契約書の事業者名が、公式サイトの運営会社と一致しているか。
- 対応エリアと受付時間:自宅の地域が対象か。電話とWebで受付時間が違わないか。
- 支払いとキャンセル:支払い方法とタイミング、見積り後に断れるか、費用がかかるか。

ブランド別|対応内容と申し込みの流れ(2026年10月18日確認)
ここからは、給湯器交換を扱う4つのブランドについて、公式サイトで読み取れた内容を1ブランドずつまとめます。広告の文言は引用せず、確認できた事実だけを書き、見つからなかった項目は「公式で確認」としています。
給湯器駆けつけ隊の対応内容と申し込みの流れ
「給湯器駆けつけ隊」は、株式会社ミズテックのブランドです。公式サイトの会社概要には、ガス可とう管接続工事監督者やガス機器設置スペシャリストといった免許・資格の記載があります。サイトでは、国内全域でガス給湯器の販売・交換・取付工事を行うと案内され、非対応エリアとして青森県、秋田県、岩手県が示されています。対応エリア外の場合は、一度問い合わせるよう書かれています。
申し込みの入口は、電話(0800-999-2300)とWebの問い合わせフォームです。フォームには、ガス給湯器の写真として、製品ラベル、設置状況が分かる全体、配管部分、リモコンの4種類を添付する欄があります。現在の状況を「お湯が出ない(最短工事希望の方)」か「お湯はまだ出ている」から選ぶ項目もあります。見積りと相談は無料と記載されています。
商品一覧は、本体価格、工事費、総額の順で表示されています。施工事例には、内訳として本体、リモコン、機器取付費、既存機器撤去、処分費が並んでいます。電話の受付時間と保証の期間は、トップページの文字情報では確認できませんでした。受付時間と保証の内容は、申し込み前に電話で確認してください。
公式サイト:給湯器駆けつけ隊(株式会社ミズテック)
お湯が出ない.comの対応内容と申し込みの流れ
「お湯が出ない.com」は、公式サイトの運営会社欄に合同会社湊住設と記載されています。本社は横浜市南区、東京支店は府中市です。電話は050-1721-0032で、電話受付は9:00〜21:00、年中無休と書かれています。修理と交換の両方を扱い、問い合わせフォームでは型番や現場の写真も送れます。
対応エリアは、ページ上部に「全国エリア」と表示される一方、出張修理の「無料出張エリア」として東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の1都3県が示されています。自宅が1都3県の外にある場合は、対応の可否を先に問い合わせると安心です。「出張料・キャンセル料・相談無料」と記載があり、流れは、無料相談、急行と無料見積り、作業、完了確認とお支払いの4段階です。
保証については、トップページの特徴欄に「当社で施工した工事の全てに10年間の保証」と書かれていますが、よくある質問には「故障箇所や施工内容により保証期間は異なります」とあります。また、「24時間、年中無休で対応中」の記載と電話受付9:00〜21:00の記載が併存しています。同じサイト内でも表現が分かれている項目は、見積り時に書面で確認することをおすすめします。
公式サイト:お湯が出ない.com
GAS-Q(ガス給湯サービス)の対応内容と申し込みの流れ
「GAS-Q(ガスキュー)」は、ガス給湯サービスとして給湯器の交換を扱います。公式ページで確認できた範囲では、対応地域として関東(東京・神奈川・千葉・埼玉)と関西(大阪・京都・兵庫)が示されていました。一方、ページの冒頭には兵庫、大阪、愛知、東京、神奈川と書かれ、店舗一覧には名古屋店もあるなど、エリアの書き方が箇所によって異なります。愛知県を含め、自宅が対象かどうかは問い合わせで確認してください。なお、このページ本体には運営会社名の記載がなく、同じ場所のプライバシーポリシーの問い合わせ窓口に、嶺岡設備株式会社(神戸市長田区)と記載されています。
流れは、電話・メール・LINEでの問い合わせ、現地調査と見積り(希望すれば訪問なしの見積りも可と記載)、商品の発注、工事と支払いの4段階です。よくある質問には、現地調査費用は発生しないこと、型番が分からなくても施工者が現地で調べることが書かれています。
店舗は西宮(ショールーム)、大阪、堺、神戸、名古屋、明石、世田谷、横浜、川崎に掲載があり、営業時間は9:00〜20:00(関東の店舗は9:00〜20:30)、年中無休と記載されています。保証は、給湯器本体と施工した箇所を10年間保証すると説明され、見積りから施工、アフターフォローまで、自社の有資格者が行うと書かれています。支払いはクレジットカード(Visa、マスターカード、アメリカン・エキスプレス、JCB)に対応し、後払いの場合は工事後の支払いです。
なお、確認したページには2022年の著作権表記が残っており、情報が古い可能性があります。
公式サイト:GAS-Q(ガス給湯サービス)
給湯お助け隊の対応内容と申し込みの流れ
「給湯お助け隊」は、アドテックサービス株式会社(本社:さいたま市中央区、設立2014年6月10日)が運営しています。電話は0120-852-128で、受付は年中無休の9:00〜18:00、WebフォームとLINEからも問い合わせできます。ガス給湯器のほか、石油給湯器やエコキュートなども扱っています。
流れは次の4段階です。(1) 問い合わせで状況を伝える、(2) スタッフが現地を確認して見積りをする(所要時間は15〜30分程度と記載)、(3) 有資格スタッフが工事をし、試運転と操作説明を行う、(4) 工事完了後に支払う。料金に納得してから申し込む流れで、出張見積りの費用はかからないと記載されています。
保証は、ガス給湯器について「施工保証10年と商品保証10年を無料で付ける」と記載されています。支払いは現金のほか、クレジットカード(VISA、MASTER CARD、AMERICAN EXPRESS、JCB、Diners Club、DISCOVER)、楽天ペイ、PayPay、d払いが使えます。対応エリアは、埼玉、東京、千葉、神奈川、群馬、茨城の市区町村が一覧で掲載されています。トップページには、ガス給湯器の「お支払い総額65,252円~」の表示がありますが、これは機種や条件で変わる目安のため、実際の総額は見積書で確認してください。
公式サイト:給湯お助け隊(アドテックサービス)

公式サイトの記載を事実だけで並べた表(4ブランド)
ここでは、前の章で確認した内容のうち、見比べやすい項目を表にしました。表は優劣を示すものではありません。自宅の地域や希望の受付時間に合うかを確かめるための早見表として使ってください(2026年10月18日確認)。
| 項目 | 給湯器駆けつけ隊 | お湯が出ない.com | GAS-Q | 給湯お助け隊 |
|---|---|---|---|---|
| 運営会社(公式の記載) | 株式会社ミズテック | 合同会社湊住設 | 嶺岡設備株式会社(プライバシーポリシーの記載) | アドテックサービス株式会社 |
| 対応エリアの記載 | 国内全域(青森・秋田・岩手は非対応) | 全国エリアの表示/無料出張は1都3県 | 関東・関西(ページ内で表記に差あり) | 埼玉・東京・千葉・神奈川・群馬・茨城の市区町村 |
| 受付時間の記載 | 公式で確認 | 電話9:00〜21:00(年中無休) | 店舗営業時間9:00〜20:00/20:30 | 9:00〜18:00(年中無休) |
| 見積り | 無料と記載 | 見積り・出張・キャンセル無料と記載 | 現地調査費は発生しないと記載 | 出張見積り費用はかからないと記載 |
| 保証の記載 | 公式で確認 | 施工10年の記載と、箇所により異なる旨の記載が併存 | 本体・施工箇所を10年と記載 | 施工10年と商品10年を無料と記載 |
表の「記載」は、公式サイトにその表示があったという意味です。実際の条件は、見積書や保証書で確認してください。
評価されやすい点・気になりやすい点(編集部の整理)
各公式サイトの記載をもとに、専門業者に依頼するときの評価されやすい点と気になりやすい点を編集部で整理します。
評価されやすい点
- 電話やWebで相談でき、写真を送って見積りを依頼できる窓口が用意されていること。
- 工事の内訳や保証の期間、支払い方法が公式サイトに具体的に書かれていること。
気になりやすい点
- 受付時間や保証の期間、対応エリアの書き方が、サイト内の箇所によって異なる場合があること。
- 広告上の価格は機種や条件で変わるため、最終的な総額は見積書で確認する必要があること。
突然の訪問・「無料点検」には注意|国民生活センターの注意喚起
給湯器まわりでは、電話や訪問で突然「点検します」と持ちかける点検商法に注意が必要です。国民生活センターは、給湯器の点検商法に関する相談が2023年度に急増し、2022年度の同期の約3倍になったと公表しています(2024年2月21日公表)。契約当事者の7割以上が70歳以上で、「自治体から委託された」と身分を偽る例もあるとされています。

同センターのアドバイスは、安易に点検させないこと、その場では契約せず十分に比較・検討すること、クーリング・オフ等ができる場合もあること、不安があれば消費生活センター等に相談することです。相談窓口は、全国共通の消費者ホットライン「188」です。
リフォームの見積書や契約に関する相談は、公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターの住まいるダイヤル(電話:03-3556-5147、受付10:00〜17:00、土・日・祝休日・年末年始を除く)も利用できます。出典:国民生活センター「給湯器の点検にご注意ください」、住まいるダイヤル
よくある質問
Q. 給湯器の交換は、ガス会社と専門業者のどちらに頼むべきですか?
どちらが良いとは言い切れません。見積りの内訳、保証、工事を行う会社、受付時間を同じ項目で比べて、自宅の条件に合う方を選んでください。複数の依頼先から見積りを取ると、判断しやすくなります。
Q. 賃貸住宅でも自分で業者を選んでよいですか?
給湯器が貸主の設備であれば、まず管理会社や大家さんへ連絡してください。契約書で交換の扱いを確認してから動きます。
Q. 保証が「10年」とあれば、何でも直してもらえますか?
対象範囲(本体のみ、工事箇所のみなど)と免責の条件は会社ごとに異なります。保証規定を書面やWebで確認してください。
まとめ|依頼先は「見積りの内訳」と「保証の窓口」で選ぶ
給湯器の交換先には、ガス会社、メーカーが案内する地域の事業者、家電量販店、専門業者があります。どれを選ぶ場合も、見積りの範囲、保証の条件、工事を行う会社、受付時間と対応エリアを確認することが、トラブルを避ける土台になります。
この記事は2026年10月18日時点の公式サイトの記載をもとにしているため、申し込む前に最新の内容を公式サイトで確認してください。急にお湯が出なくなったときも、ガスのにおいなどの安全確認を先に行い、突然の訪問業者にはその場で契約せず、迷ったら消費者ホットライン188に相談してください。
